「ーーーーー西野?」 思わぬ人物に動揺が隠せない。 何も言えないでいるうちに 西野は私達との距離を縮めた。 「この人、彼氏?」 ゆっくりと高瀬さんの方に首を回し、そう聞いた。 「え、ちがう!///ーーー兄。」 そっか、と小さく言うと 今度は私の方に向き直った。 「どうしても話したい事がある。ーーー来てくれる?」