「あ、はーい。」

小さく返事をすると、そのままお金を受け取った。

「私も行こうか?」

「鼓乃実もやる事あるみたいだし、大丈夫だよ。」

そしてクラスの皆に送り出される感じで玄関に向かった。




えーっと
ペンキとボンドと・・・メイド服??
えっ、これ私が一人で買うの!?


靴を履きながらボーッとメモを眺めていると
後ろから肩を叩かれた。


「南!———久しぶりだな。」


そこにいたのは
少し気まずそうな顔をした西野だった。