「・・・」

「・・・」

「・・・」



カチッ・・カチッ・・カチッ・・



一通り確認が終わると、鼓乃実は下を向いたまま動かなくなってしまった。


三人の間を
沈黙と思い空気が流れる。



暫く経ったあと、突然鼓乃実が大きく息を吸った。


「ふざけんなっ!!!!」

「っ!?」

いきなりの大声と机を叩く音に、ビクッと肩が上がる。


「あんたっていっつもそう!!何で今頃になって言うわけ!?どうしてそんな大事な事・・・」


言葉を詰まらせた鼓乃実を恐る恐る見上げると、

目にいっぱいの涙を溜めて
肩を震わせていた。


「・・・私に言ってくれないの?」