勝手に恥ずかしくなって
走って車まで行き、直ぐに後部座席に乗り込んだ。
「何でうしろ??」
「なんとなく・・・です。———それより、わざわざ迎えに来てくれるなんて」
「俺の家からだと学校だいぶ遠くなったでしょ。今日もバイト代わってもらってるし。」
「あ、具合・・・もう大丈夫ですか?」
「うん。だから、」
信号にかかり、車を止めると
高瀬さんは私の方へ振り向いた。
「昨日のお礼。本当ありがとう・・・なんか変なことしたかもだけど。」
「・・・///」
冗談で言ったのであろう最後の言葉に
思わず赤くなってしまう。