ポンポンッ。


思わず頭を撫でてしまった。

本当なら抱きしめてぇけど
いきなり名前も知らない奴から
そんなことされたら警戒するに
決まってるからな(苦笑)


「俺こんなことくらいしか
できないっすけど、

話くらいならいつでも
聞きますから言って下さいね?」





「あ、ありがとぉ////」


あ、笑ってる。
無理してじゃなくてちゃんと
笑ってくれた気がして嬉しくなった、


てかやべぇっ、俺入学式じゃん!
完璧遅刻だろ…



「いえいえ♪


あぁ!俺入学式やったんや!!
先輩コレ使ってくださいっ

それじゃ」


とりあえず泣き腫らした目を
冷やすのに使ってほしくて
タオルを渡して俺は急いで走った、



「え、あ…」





なんか言いかけてた気がしたけど、
また明日会えるはずだよなっ。