「舜……っ、やめ……んんっ……」




呆気なく、舜に唇を奪われる。




私の顔はのぼせたみたいに熱い。





「ぷはぁ……いきなり……何するの…!!」




「梨由があまりにも可愛いのが悪い。」




その言葉に、また顔が熱く赤くなる。




「ヒューヒュー!!」



「このおのろけカップルめ!!」




はっと周りを見ると、私と舜と同じ制服を着た生徒達が私達を冷やかしている。




私は恥ずかしいの限度を越えた。
もう……良いや。



幸せならそれで良いや!!




……私ってなんて単純なんだろう。