「じゃ、お邪魔っぽいから……」 速水君は嵐のように去って行った。 過去に戻って、もうちょっとマシな言葉に訂正したい…… 「梨由。」 舜に呼ばれるけど、恥ずかしくて顔を上げられない。 「な……何…?」 「何でこっち向かねぇーの?」 「……だって、恥ずかしいもん。」 すると、舜が私の顎をくいっと持ち上げる。 私は抵抗するけど、固定されてて動けない。