ーーーー……… しばらく時間が経ちーーーー 「……出来たよ。」 速水君が完璧に記入した資料を私に差し出す。 「ありがとう!私も丁度今出来たし、先生に提出してくるね!!速水君は先に帰ってて良いよ。」 私は速水君の記入してくれた資料受け取り、教室を出ようとした。 しかし。 速水君が私の腕を掴んでいた。 「は、速水君……?」 速水君の表情は少し寂しそうな感じがした。