「藍枝さん、リンゴジュースでいいよね?」


「へっ?」


ニコニコ笑顔の赤間がコトンと机に置いたのは、リンゴジュースの缶。


自分は元々座っていた席に戻り、お茶を飲んでいた。


え?え?もしかして………


「買って来てくれたの?コレ…」


ジュースの缶を両手に持って尋ねると、ニカッと微笑まれた。


「うん。勉強教えて貰ってるんだし、これ位しなきゃね」


へぇーーー…意外としっかりしてるんだコイツ。


またちょっとだけ感心して、リンゴジュースに口を付けた。


喉渇いてたから丁度良かった……生き返る。