優希side


「いってきまぁす!!」


家を出ると、菜々が待っていた。


「おはよぉ!!菜々♪」

「おはよぉ……じゃない!!
早く行かないと遅刻しちゃう!!!」


そぉ言うと菜々は
あたしを置いて行ってしまった。


ちょっと!!ひどくない!?


「菜々ーっ!!待ってよぉーーっ!!!」


あたしも走って追いかけた。





キーンコーンカーンコーン



ハァハァ…

ギリギリセーフ…


あたしは笑っている菜々を
涙目で睨んで席についた。



はぁ…
朝から疲れた…


寝とこっ!




あたしは、
すぐに夢の世界に入っていった。