着付けが終わると、私達4人はユタヤの運転する車に乗り込んで、私の家に向かった。


私の家に、恵が昨日着ていた洋服を取りに行ってから恵を家に送るらしい。


4人を乗せた車は、家の近くのコンビニで停まった。


ユタヤの車を降りて、ドアを閉めると、「スミレ??」聞きなれた声が聞えた。


振り向くと…。


「お、お母さん!!」


タイミング最悪。


「連絡もしないで何処行ってたの!!携帯の電源も切ってるし。
心配するじゃない!!」


私は、慌てて携帯を見る。


「あ。電源が切れてる…。ごめ…」


「ごめんなさい!」


私の声を掻き消すように、恵が謝った。