ユタヤも、旅行のガイドブックでも見てもらったら、行く気になるかと思ったんだけど、全然使えなかったガイドブックの事だよね?


「ガイドブック後で戻しておくね。違うところ行くんだぁ~。」


ユタヤが行きたくなるようにって勉強中にユタヤに見せてたガイドブック。


行く場所も決まってなかった時に家にあるのを適当に見せただけだから、場所は何処でも良かったんだ。



それにしても、ユタヤの事ばかり思い出させる会話…。



誰も、ユタヤの事なんて誰も口にしてないのに、ユタヤの事ばかり考えてる。



好きってだけで、四六時中ユタヤの事考えてる。


恋って凄い。


私って、こんなに落ち込む人間だった?




恋は切ないね。



だって、ユタヤはこんなに私に好かれてるって、知らないんだ。


それに、ユタヤはこんなに私が好きじゃないんだろうな。



考えるだけで、寂しくなるよ。