「メンドイ男って嫌い!帰って!」


「だから、帰れないって言ってるだろ!」


「帰れ!帰れ!帰れ!帰れ!」


とうとう連発で帰れ!と、いい捲くる事しか出来なくなった時だった。


突然、先生の手が私の顎を持ち上げた。


───CHU!!


唇が!!


唇が!!


唇が!!ダサ男と重なった!!!



「そろそろ黙れよ。ガキ!」


私は、反射的に先生を突き飛ばした。


先生は、よろめくと分厚い眼鏡が外れてしりもちを打った。


「痛ッ!女の癖に、すげぇチカラ…病院代請求でも、されたいのかよ…。」


直ぐに、立ち上がった先生は、眼鏡を机の上に置く。





少し、やりすぎたかなぁ… 



でも…。