「スミレ、顔赤いぞ?風邪か?」


「違う違う!大丈夫。」


「良かったぁ。」


顔が赤いのは、泣きそうだったからだよ。


そんな、安心した顔で良かったって…

もっともっと、好きになっちゃうよ。



ユタヤが私の事を心配してくれただけで、

こんなに、素直になれちゃうよ。



私の心臓。


ギュッてきつくなったり、
嬉しくなったり、メチャクチャ忙しいよ。



全部全部、ユタヤの所為だよ…。



「スミレが風邪引いたら、確実に俺に移るからな。」


へ?

そっち???



でも、何か笑える。