問題集の付いている参考書と問題集だけの物を購入して、恵達の居る一階に向かう。


一階に着くと恵達は、レジの前でお店の袋を鞄に詰め込んでいる。


もう買い物は、終わったみたいだ。





「晩飯、皆で喰わん?」


一志クンの言葉に、恵も頷いている。


どうやら、恵は行く気満々だ。



私は、恵の腕を軽く引張って、小声で聞いた。



「行くの?」


「うん。行きたい。
何か、一志クンイイ感じじゃない?」


エッ???


でも、恵が行きたいなら、まぁいっか。