母の説明と一言一句同じ説明をした。


「ふーん」


「そうだったんだー。魔術学校でも習わなかったよ…」




 ティカが、照れ笑いしながら。



「え。ティカ、習ったよ。一年のときに」


「……え?」





 授業中に、ねてたのかな?これ、魔法使いの間では常識中の常識だよ…。


「ルナ、今夜は木の上で寝ようぜ。…あ、ティカとゲルブは下な」




 カナテが提案し、言い終えるや否や、ルナの手を掴んだ。



「うん♫」