カナテの問いに、老婆はにんまり笑った。


「知りたいかえ?」




 聞くのが怖いらしい。カナテは、「いや」と言い、それを一息に飲み干した。


「ヴッ」


 カナテは、ティカが分捕っていた七面鳥の肉にかぶりつく。




「おぉ、よく飲み干したのぉ。モグラの尿を」




 カナテの顔が蒼くなった。