「でもよかった。常若の国に来れて」


 ゲルブが言った。


 やっぱり、ここはティル・ナ・ヌグだったんだ…。


 あれ?でも、何でかな。


 この景色、どっかで…。


 どっかで見た。


 どこで?


「アラン…」


 ルナは小さくつぶやいた。



 正面に見える、巨木は、アランの木だろう。