「うぅ…ゲルブのせっかちぃ…」カナテがいじけた。「…二回とも、ティカがいなかったろ?もしかしてティカがいないといけねぇのかも」
ンなあほな。
「まさか」
「もし、本当だったら…?」
カナテがニヤニヤして。
何を狙ってやがるんだ、コイツ。
「何もしねぇよ。千歩譲ってそうだとしても、何でティカなんだ?別にアイツ、世紀の天才魔女でもなけりゃ、特別かわいいわけでも、アランに選ばれたわけでもねーじゃん」
カナテが唸る。
「ま、今夜は無理にでもあのバカを連れてくか」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…