「うん。イヴァンが変なこと言った、あそこでしょ?」
ルナは記憶を辿った。
「そ。あそこは夜になると幻の海に沈むんだ。もちろん、幻だから呼吸はできるし、普通にしていれば気付くこともない」
「何でそこに行くのよー?」
ティカが聞く。
「その海は、常若の国に通じてるって言われてんだ。でも、本当かはわからねぇ。あそこから帰ってきた奴は一人もいねぇからな」
カナテが言ってた通りだ。
「イヴァン。テレポートした方がいい。そろそろ始まりそうだ」
サリが言った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…