ゲルブがルナのベルトを引っ張った。



 助かった…危うく、死ぬトコだったぜ…。



「ところで、」

 
 母が言った。



「ん?」

「さっさと小人たちの贈り物を受け取ったらどうだ?」



 母が、大木を指差して。そこには、四つの布袋が置かれている。



 各自、名前のついた袋を取り、中身を確認し始めた。