ゲルブが質問する。




「いや。でも、まぁ、見つかりにくいところだろ。アジトって言ったらよ」




 カナテが、指を立てて答えた。



「私も同感」



 ルナは、挙手してカナテに同意する。





「よし、じゃあ、外行くか」




 ゲルブが、さっきの質問はなかったように振る舞う。




「うん」