「…タブンキキマチガイダトオモウガ、オマエガ?」


 ゲルブ、無表情、無感情!!ロボット化してる。


「まぁ、そう言うな」




 言ったのは、イヴァンの後ろの美女。赤髪で長身。着物を着てる。あれ、この人…。




「アンタ、誰?」

「妾は妾じゃ」

「や、名前は?」




 カナテが聞く。




「名前…。名前とは、その人を見て感じた通りに呼ぶものじゃ。名乗るものではない」