「任せてよ、イヴァン」




「託したぞ…ルナ!」




 彼女は、優しいほほえみを浮かべた。











    その一週間後。





「ルナ、ルナ!!」



 ゲルブに、耳に息を吹きかけられて、ルナは起きた。



「やめてよ、ゲルブ。私、くすぐったがり屋だけど、耳は特に弱いんだから」