とりあえず、文句。





 そのとき、ルナとゲルブの体が、浮いた。二人の周りを、何かが囲う。



 その中に、水はない。





「ゴホッ…」




 ルナがむせながら、目を開けた。






「焦るでない。息をするのに、不自由は無い筈じゃ」






 声を方を見る。いつの間にか、枝の上に緑髪の青年がいた。