「ルナのこと。オマエら、親友だったんだろ?」
「別に」
ティカは、フンと鼻を鳴らす。
「…っ!!お前がっ!死んでも、ずっと!一緒にいたくて、守りたかった!そんな奴なんだろ!!」
カナテは、一言、絞り出すように言った。
「…ルナは、一族が死に絶えたあの日、事実を受け入れられなくて、ずっと苦しんでたの!皆のことを、思ってたから!やっと…やっとルナが、元気になったのに…私の死でまた、あの子が苦しむのは嫌なの!見てらんない!!」
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