久しぶりに街に出て気分も
まあまあ良かっからフラッと
買い物をして家に帰ろうとしていた。


「結乃ちゃん…?」

コンビニの横を通った時
誰かが結乃の名前を呼んだ。


名前の呼ばれた方をしばらく
眺めていた。作業着を着て、
頭にタオル巻いて…おじさん?

目を細めてゆっくりと近づく。


「あ!蘭君かぁ」


「え?気づいてなかった?てか、髪型変えた?」


「まあね、色々リセットするの」


卒業して半年ぶりに蘭君を見かけた。髪の毛が少し長くなって
日焼けしていて、誰か正直分からなかった。