そしたら、トロロの頬が少し赤らんだ。


「ぼっ……僕、そんな顔してないよ…」



「してた、してた。

『ユナちゃ~ん、海里くんがイジメるんだ。今日はユナちゃんの枕元で一緒に寝てもいい?』

あれってさ~、今思えば…あたしに甘えてたんだよね?

将来魔界を背負ってたつ人間が、実は結構な甘えんぼだって知ったら、魔界人もガッカリするだろうね~」


あたしはさらに大げさにトロロのマネをしたあと、


わざとらしく、フウッと大きなため息をついた。







「うっ…あれは、たまたまで」


トロロは一気に耳まで真っ赤になってる。



フフッ、かわい~。


やっぱりトロロは、あっちのおトボケな感じが本性なんじゃないの?