「え……ちょっと、待って!あたし、ホント言うと、トロロとは戦いたくな……」



――ビシュッ!!


ひぃっ!!!



あたしの目の前に、たくさんの槍が飛んできて、足元に一気に突きささった。



「あ………あたしを、殺す気……!?」







しかも今……なにも呪文を唱えなかった……?



トロロはチラリとあたしの方を振りかえる。



「そうだよ」



な……なんですってーっ!!!



トロロのくせにっ、トロロのくせに!なんてこと言うのっ!?