「今、戻っても……ユナちゃんは、色々調べられて、そして家族からも阻害されて……」


お母さんの、あんな顔…初めて見た。


あたしの言うこと、全然信じてくれなかった……。


また帰っても…


あたしがユナだって、信じてもらえないのかな……。






「あたし……魔法を使う前の、元の生活に戻りたい」


「……え?」


「トロロなら、時間を戻すのぐらい…簡単なんでしょ?」


「それは…僕がしたくないな。だって、せっかくユナちゃんっていう金の卵を見つけたんだもん」


「金……の卵?なにそれ」