けど、認めるわけにもいかず……。



「お姉ちゃんのモノマネも、ホンモノを超えたってことだよね?アハハハ~」



適当に笑ってごまかした。



…子供って、侮れない。








「時間ないからやっぱりご飯いいや。行ってきまーす」


「も~、ユナったら…。急いでるのはわかるけど、ちゃんと周りを見なさいよ。車に気をつけて」


「はーい!行ってきまーす」


トロロ、行ってくるね!


あたしはトロロに軽く目で合図すると、逃げるように家から飛びだした。