「同じよーなモンだろ。後で送ってってやるから」


ハヤトはあたしの頭の上に手を置いて、グリグリとかきまわす。


「…ひゃっ。大丈夫だよ…トロロの魔法でなんとでもなるもん」


「じゃ、ウチに泊まる?昨日みたいに、またくっついて」


…へっ!?


ハヤトは口もとに笑みを浮かべて、あたしに顔を寄せてくる。








「そんときは、頼むぜ?お姉さんの姿になっててくれよ?」


なっ…なんで覚えてるのっ!?


「トロローっ!!」