…そうだっ!


あたし、ハヤトに馬乗りになられてたんだった!


今さらだけど、恥ずかしい…。


ハヤトがトロロを顎で指す。


「お前は?人間の食べモン、食えんの?」


「…食べたことない…けど、食べてみたい…」


「よし。じゃ、一緒に食おーぜ?」


「うん!」


トロロは嬉しそうに顔を綻ばせると、ハヤトを見て軽く頷いていた。







「あと…お前。中学生?こんな遅くまで外ウロついてて大丈夫なわけ?親が心配してない?」


「ちゅっ、中学生じゃないよ!あたし、高1だよ!?」