「滅びた魂は、魔法の国で保管していたから……また、こっちに呼び戻しただけだよ」


「そうなの!?よかったぁ…ホント、トロロってすごよね!!トロロにできないことって、ないんじゃない!?」


あたしがそう言うと、トロロが苦笑いする。


「そんなこと…ナイよ。僕は落ちこぼれだし…」


「落ちこぼれじゃないよ。ハヤトの願いを叶えてくれた…そんなこと…普通はできないことだもん」


「魔法の国の王子様…か。なんか怪しーモンだけどな?」


ハヤトがトロロを見て、ニヤリと笑う。