う…ううん、


今、驚くところは、そこじゃないよね。



「だって、トロロに…」



あたしが眉をひそめてハヤトを見ると、フッと鼻で笑われた。







「俺の残りの寿命と、相殺だと」


「…え?どういうこと?」






「ハヤトは通常の人より、少し寿命が長いんだよね。

ダークネスも言ってたけど、通常の人間とは少し違うみたいだ…」


「そう…なの?」


「うん…かなり強い魔法にも、耐えれる体を持ってる」


「そうなんだ…よかった……じゃあ彼も、今頃は……」