もう一度部屋の中に戻ると、


寝室から、たくさんの光が溢れだしていた。






…しまった、遅かった!!



「…ハヤト!!」


人の姿に戻ったトロロの前に、


グッタリとしたハヤトが、床に横たわっていた。


「あぁぁっ…イヤ…イヤーッ!ハヤト!!目を覚まして、お願い!!」


あたしはハヤトに駆けより、強く体を揺さぶる。





ハヤトの体はまだ生暖かくて柔らかいのに…


呼吸もしていなければ、生気を全く感じることができなかった。






そんな…


こんなことって……。