「トロロ!?お願い、やめよう…こんなこと…命を交換とか、そんなのありえない…」


トロロに言ってみるけど、ハヤトに手で制された。


「頼む…これ以上言われると…俺も辛いから。


おい、魔法の国の王子さん。…さっさとやってくれ」


ハヤトはトロロの前に正座すると、静かに目を閉じた。







あたし…


見てられないよ。


あたしは耐えきれなくって、ハヤトの部屋を出た。



なんてことが起きてしまったんだろう……。