変な感触がなにか気になって私は恐る恐る手のあった方向をむいた。





「……………!!」





その正体を知ったとき




私は泣きそうになった




ずっと



そばにいてくれたの?



看病してくれてたの?







『俺がはこびます』





あの声はあなたの声?




私をここまで運んでくれたの?




全部あなたが―――――――………














「……………リュウ………」