――――――――――


――――――……





気がつくと



視界に入ったのは真っ白な天井。



それが保健室の天井だと気づくのに少しかかった。


額にはぬるっとした感触。


それは冷えピタだった。



そうだ……


私、授業中倒れちゃったんだ。


時計をみると、私が倒れた授業から、二時間も経っていた。


ずっと寝てしまっていたらしい。



具合も大分よくなった。

「よいしょっ……と。」

教室に戻ろうと体を起こそうとして、手を横に動かしたとき………






モサッ






!?





手に変な感触……