その日の放課後。


帰ろうと、席を立つと


「石川!」


そう声をかけられた。


声の主は……

櫻井くんだった。


「一緒に帰れる?」



迷った。


でも…


櫻井くんの笑顔をみると、断れなくなってしまった。


「うん…!いいよ♪」


そして、私達は帰ることにした。





そのとき…


リュウが私達を見ていたことも知らずに――――――