そう思うと悲しくて


悔しくて



気がついたら、フラフラと歩いて屋上に行っていた。



雨が降っていたけど、

構わず俺は屋上に出た。


ザァァァッ……



雨が


なにもかも綺麗に

流し去ってくれればいいのに。



この気持ちも


里美への想いも



昔のことも




全部―――――










そして数日後





里美が告白されたという噂を



きいた