私は席をたった。
ガタンッ!!
一瞬で静かになる教室。
リュウがこっちを向く。
怖い………
でも…!!
私は口をひらいた。
「神宮寺くん……静かにしてください……!」
初めていえた…
でも、ますます気まずくなる教室の雰囲気。
そう。
みんな、私達はもともと付き合ってたってしってるから。
リュウの目…。
私のことを睨みつけている。
野生の獣みたいな……
そして、近づいてきたリュウ。
ドクン…
心臓が嫌な音をたてて動く。
「静かにしてやるよ。」
リュウがそう言った。
教室は少しホッとした空気になった。
でも
リュウのことばには続きがあった。
「お前がヤらせてくれたらな……?」