「俺は確かに、女遊びしてた。昨日の女とキスもした。その女とほかの女とのキスを比べたりした。でもそれは……!」
なにそれ……
全部、本当のことだったんだ……!!
最低だよ!!
「もう、いい!!」
早くこの場から去りたい。
でも、リュウがそれを許しはしなかった。
「待てっ…!最後まで聞いてくれよ!?」
そう言って、腕をつかんできたリュウ。
「いやっ…!離してよ!!」
必死で抵抗する。
でも、やっぱり男の人の力にはかなわない。
悔しい……!!
「もう、何も聞きたくないってば!!」
そう言うと、
ダンッ!
壁に押し付けられた私の身体。
「んん……っ!?」
いきなり重なった唇。
ワケわかんない……!!
なんで、今の状況でキスなんかするの!?
ごまかしでやっているようにしか、思えないよ!!
パンッ