「ただいま」


リビングに入ると、愁がいた。


「おかえり。何度か悠也から家電があったぞー。後でケータイから連絡してやれよ?」


あたしが何も言えずにその場に立っていると、


「李空が心から一緒に居たい人といればいいよ。誰も文句は言わない。今のその想い、大切にしろよ」