大貴は急に泣き出したあたしを見て、

あたふたするばかりだった。

でも、最後には優しく抱きしめてくれて。

はらはらと雪が降る、聖なる夜。

あたしは、顔を両手で覆い、

流れてる涙を隠した。

優しく包まれてるなずなのに。

あたしの涙は・・・止まらなかった。