「葵のばぁーか!…私、女優になったから!それで、葵なんかつぶしてやるんだから!…聖夜くんいこ!」 「あっそ、勝手にすれば?」 「ちょ、おい?紗菜??」 私は聖夜くんの腕を引っ張って、家とは逆方向に歩き出した。 もう、言いたいことは言った。 スッキリした…。 したはずなのに…なんでこんなに涙が出てくるの?