葵が、窓から入る月の明かりに照らされて、凄く色っぽい…。 「紗菜は俺が好きなの?」 「へっ!?」 これって、好きって言ってもいいの? いっちゃだめなの? でも、葵から聞いてきたんだ。 …言っていいのか、戸惑うよ。 「好きなの?」 さっきより、強い口調で聞いてきた。 「すっ…き!」 私は、もう言ってしまった。