いつも安澤の瞳に映るのは空だけ。


でも今日は僕もいっぱい映った。


「その好きな人って?」


「それ聞くの~?」


そう言って苦笑する安澤。


その姿が愛おしく見えた。


もし、その好きな人が僕じゃなかったら…僕は安澤をめちゃくちゃにする。