僕は、一人の女の子に恋をしている。


名前は、安澤円花(やすざわまどか)。


いつも、一人で…いつも一人で空を見ている。


空を見ているときの…安澤の瞳に惚れた。


僕が、そんな瞳に…いや、安澤に恋したのは塾の講習会の時だった。


「隣いい?」


「どうぞ、ご勝手に」


最初は気の強い奴だなって思ってた。