「私の平常心返せ……。」



「は?」



ボソッと呟いた声に拓海は首を傾げて笑った。


「穂乃花、顔真っ赤。」


「な!?誰のせいだと思ってんの!!」



「俺のせいだろ?」


自覚すんなー!


「ていうか、昨日私のこと嫌いって言ったの誰よ…。」


「俺だけど……?それが、どうかした?」



どうかしたってそれ、さらりと言わないで。